目指せ 東京の道完全制覇!


by yochy--1962
 先日、久しぶりになべころ坂あたりを歩いてみるかと、てくてく中目黒近辺を徘徊していたところ、いつも詣でる(?)「なべころ坂」の様子がちょっと変わっていて、思わず写真に収めたのでした。

 ……ああそう、「なべころ坂」とは、祐天寺近く、中目黒の静かな住宅街に、ひっそりと佇んでいるといった形容がふさわしい、しかし読んで字の如く、鍋ぶたがころがってしまうほどの急勾配の、私好みの坂道。実は「日本坂道学会副会長」である(会員は2名だそうですが)タモリさんがこよなく愛する坂としても有名なスポット、なのであります。

c0135618_2055394.jpg で、どんな風に坂道が変貌していったのかを紹介しようと思うのですが、まず、これは「東京人」という雑誌に掲載された、タモリさん撮影の「なべころ坂」。
 いつごろに撮影されたのかは不明ですが、Y字路(タモリさんはY字路好きでもあるそうな)の中央に中華料理店があって、「あの中華屋さん、いまでもやってるのかなあ」というコメントを残しています。
 あっ、なべころ坂は、左の方の坂道。愛宕坂やのぞき坂、岡本3丁目の坂ほどの急勾配ではありませんが、閑静な住宅地の坂道は、いろいろ思案しながら歩くのに最適です。


c0135618_2055016.jpg つぎは、2007年、私がはじめてこの坂を訪れたときの写真です。こちらにも詳しく書いていますが、中華屋さんは閉店し、「売物件」みたいな看板が掲げられています。
 「味はまあまあだけど、やる気がないのか、夜8時ぐらいには閉まっちゃう」お店だったようです。一度入ってみたかったな。


c0135618_20545655.jpg で、今度は2009年。建物が壊され目印がなくなってしまったため、地図を持たずに歩く私は、すっかりこの坂の場所がわからなくなり、何度も通り過ぎて、やっと「ああここがなべころ坂」だと気がついたというお粗末さでした。
 ここにその様子が書かれています。


c0135618_20545281.jpg そして2011年。これがなべころ坂の最新画像です。
 どなたかがこの土地を購入し、モダンな家を建てられたようです。
 中華屋さんがあったときは、閑静でありながら、どこか昭和の匂いを感じさせてくれる一帯だったのに、すっかり平成の、アーバンな雰囲気の坂道になってしまいまったようです。
 まあ、時代は変わり、人も変わっていくのですから、仕方がないことかもしれませんね。それよりも、変わっていくものに迎合しない程度に付き合う術を手に入れる、そちらの方が大切なのかもしれません。


 ……などと書きつらねてきましたが、変わっていったのは坂道じゃなくて、坂道にある家、でしたね。
 なべころ坂は永遠に不滅です、たぶん。
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# by yochy--1962 | 2011-11-02 22:57 | 東京坂道百景
c0135618_16165683.jpg さわやかな5月の風が心地好い週末、久しぶりの迷子ウォーキングはここ、大相撲技能場所で賑わう両国からスタートです。
 今回の目的は二つ。完成に近づいたスカイツリーの、川に映った「逆さツリー」の写真を撮ること、そして、以前商店街が軒並み定休日で、せっかくとことこ歩いていったというのに拍子抜けだった、立石の仲見世通りを堪能することです。
 こんな私の野望に賛同してくれた同志3名を引き連れて、いざ出陣。さて、歩くぞ〜!

c0135618_1617505.jpg まずは、相撲に沸き立つ(世間的には全然沸き立ってないんですがね。ここ周辺はやはり相撲一色。たくさんの力士がそこらじゅうを闊歩してましたが、やはりあの人たち、あの体格は常人じゃないね。)国技館を通り越えて、旧安田庭園にチェックイン。以前サライという雑誌で、ここの池からも「逆さツリー」の写真が撮れるという記事を読み、ぜひとも行かなきゃと思っていたのです。
 ご覧のように、遠くにスカイツリーの勇姿は望めましたが、たぶんここら辺りから川に映るツリーが見えるだろう、というポイントが、先日の地震のため灯籠が崩れ、立ち入り禁止になっていたのでした。がっかり。

c0135618_16264415.jpg 旧安田庭園のすぐ横には横網町公園があり、その中には、関東大震災や東京大空襲などで亡くなられた方達のための「慰霊堂」や復興記念館もあり、さっそく中を見学することに。
 なんだか最近テレビで見た光景がずらりと並んでいて、また心が塞がれたようなような気分になりましたが、それでも現在、東京はこのような災害、人災がありながらも立派に立ち直り、繁栄を続けています。きっと東北地方も、時間はかかるかもしれないけれど、きっと見事に復興するに違いないと思うばかりです。

c0135618_16442882.jpg さて、錦糸町方面へとてくてく歩き、ご覧の通りスカイツリーの「全身」が拝める通りに出ました。
 なんでもこの通り、なんてことない細い通りですが、「スカイツリー通り」という名称をつけ、発展を虎視眈々と狙っているのだとか。なるほどこのあたり、マンションの建設ラッシュ。きっと地価も上がっているんでしょうね。

c0135618_1649354.jpgc0135618_16493263.jpg

 広い通り(浅草通り)に出たところに、こんな休憩所があり、ちょっとブレイク。
 「おしなりくん」という、スカイツリーに便乗してできあがったキャラクターは、押上・業平橋地区の「押(おし)」と「業(なり)」からとった名前。キャラクターデザインは一般公募だったようで、ここの休憩所には、そのボツになった作品も展示されています。
 なんだか、こっちのほうにしたほうが、人々を不安な気持ちにさせて面白かったかも……(そう、せんとくんを初めて見たときのような気持ち)という作品も多数ありました。

c0135618_1425639.jpg スカイツリーの真下まで到着。
 なんだか高過ぎて、笑っちゃいますねー。
 このあたり、すでにちょっとした観光スポットになって、カメラを持った人々で賑わっています。ああ、我々もその一員ですね。

c0135618_1464754.jpg で、これが今回の目的のひとつ、「逆さスカイツリー」の写真です。
 隅田川の支流、「北十間川」の水面に映る「逆さスカイツリー」ですが、……んー、テレビや雑誌で見たような、はっきりとした像が撮れなくて、少々がっかりでした。
 ツリーの背が高くなり過ぎたのか、カメラを向ける角度がまずかったのでしょうか。また、風が強い状態だったり、日の当たり具合によっても、川面に映る像は変わってくるのかもしれません。
 ここ、ちょっと有名なスポットになっているようで(西十間橋というところ)、ここにも多くのカメラマンがたむろしていました。今度は朝早い時間にでも行ってみようかと思います。

c0135618_14193358.jpg ツリーを越えてしまうと、いきなり、昔ながらの静かな街に戻ります。
 小鳥屋さん、なんて久々に見たなあと思い、思わずパチリ。

c0135618_14224135.jpg 京成押上線に沿うようにして歩き、八広駅を越え、荒川まで到達しました。河川敷でちょっと休憩。
 この日は吹く風が心地よく、まさにウォーキング日和、スポーツ日和、といったところ。

c0135618_14273891.jpg カメラに興味津々のワンちゃんに遭遇。カメラ目線のベストショットが撮れなくてゴメンネー。

c0135618_1430112.jpg 四つ木橋を渡り、ちょっと横道にそれると、まさか車がびゅんびゅん通る街道のすぐ近くに、こんなところがあるとは思えない、自然豊かなエリアに出くわします。
 「四つ木めだかの小道」というところで、めだかは発見することはできませんでしたが、魚はちゃんと泳いでいた模様。しかし食えない魚には興味がない我々は、スルーです(笑)。

c0135618_14352958.jpg 復興のためのチャリティーソング、だということだから、応援しなくちゃ(笑)。

c0135618_14363118.jpg この商店街は「立石勉強会」というのだそうです。すごい教育熱心な街なのかと思ったのですが、商品を安く提供することを「勉強させていたたきます」なんて言うところから、この名前がつけられているのですね、たぶん。

c0135618_14392446.jpg で、勉強の結果こういう日本酒が売られているのかと思ったのですが(笑)。
 ちょっと欲しいね、こんな酒瓶。

c0135618_14411774.jpg デザインチックにも思えない、奇抜、というほどでもない、宣伝効果があるとも思えない、なんだか評価の仕様がないパチンコ屋さんの外観です。
 昭和だねえ、という形容がぴったり、だな(笑)。

c0135618_14431324.jpg 約20000歩歩いて、今日の最終目的地、立石仲見世街に到着です。モデルは、さて、どこの店で飲もうかと鼻を利かせているヒロちゃんの後ろ姿(笑)。

c0135618_14472273.jpg しかし、ぜひ一度行ってみたいと思っていた「宇ち多゛」という店は、残念ながら閉店。あとで調べてみたら、この日は土曜日だったのですが、土曜日はこのお店、12時から開店し、品切れになり次第閉店、ということだったので、午後5時くらいに伺っても、もう品切れで店じまいしていたのかもしれませんね。
 ということで、こんな店をチョイス。
 夏生のサインがあるから、きっと「安くて」いい店に違いありません(笑)。

c0135618_14505586.jpg お疲れさま〜の図。
 ほどよく乾いたのどに、ビールが、ホッピーがぐいぐい、染み込むように入っていきます。この一瞬のために働き、歩き、運動しているんだよなあとしみじみ実感。

c0135618_1452553.jpg ここの煮込みを調査。
 野菜がたっぷり入り、よく煮込まれた「ベテランの味」がする煮込みです。美味。

c0135618_1455532.jpg いつのまにか「ホッピーマラソン」に主題が変わり、はしご酒。
 「迷子ウォーキング」ではないな、この図は(苦笑)。

c0135618_1459735.jpg このお店は、焼き鳥がおいしくて、なかなか肉厚、ジューシー、食べ応えたっぷりでした。
 このお店も、前のお店も、数品おつまみを頼み、お酒はそれぞれ2杯ずつお代わりをして、お会計はひとり1000円ほど。
 いいっすよね〜。これぞ大衆酒場。わざわざ歩いて行っただけの価値はあるものです。

 ……って、ウォーキング記事のつもりで書き始めたのに、最終的にはいつもの飲み助ブログで終わってしまいました。まっ、いいか。めでたしめでたし(苦笑)。
 
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# by yochy--1962 | 2011-05-21 15:11 | Tokyo迷子ウォーキング
c0135618_115370.jpg 分かりにくい写真で失敬ですが、ここは「ヲタクの聖地」、秋葉原です。
 「ブラタモリ」で紹介していた、秋葉原の「港の跡地」が見たい、そして「アド街ック天国」でやっていた「鐘ケ淵の焼酎ロード」で一杯飲みたい、という「超ミーハー」な動機で、今回の迷子ウォーキングははじまりました(同行者、カメラ大好き兄貴一名)。
 昔、といっても明治時代、神田川からの船が水路を通ってここに停泊していたのだそうです。そうそう、もともと秋葉原駅は船からの荷物を汽車へと運ぶ(あるいはその逆)ためにできた「貨物駅」だったのだそうです。
 その「港跡」なのですが、現在は公園になっていて、橋の跡など当時の面影はあるものの、ホームレスや覇気のない(といったら失礼か)サラリーマンの溜まり場と化していました。ホームレスに群がる鳩たち、の図はちょっとシュール。

c0135618_1152799.jpgc0135618_1153112.jpgc0135618_11534100.jpg 上野方面へと歩いていくと、見覚えのある会社がいくつもいくつも。
 そう、ここは「バチンコ会社」が多く林立しているスポットなのですね。地図で調べてみたら、この近辺に「パチンコ博物館」なるものがあるということを知り、ぜひ覗いてみたい〜と思っていたのですが……。

c0135618_115454.jpg な、なんということ。
 まるでオレが来ることを察知して、慌てて閉館したかのような(被害妄想)ドタバタした感じの字面、です。
 あーあ、大昔の機種、特に一玉一玉手で入れて打つ方式のパチンコ台とかあったら、見たかったのになあとがっかり。
 子どもの頃、景品のチョコレートが欲しくて、よくパチンコ屋にいるおばあちゃんに会いにいったなあ、あの頃はオレったら可愛くて、全然知らないおじちゃんからお菓子をもらったり、そうそう親戚がやっている居酒屋でぶりぶりっとしていると(笑)、釣り銭をよくもらったものだったなあ……。
 で、その成れの果てが、ここにいます(苦笑)。

c0135618_1155680.jpg 浅草に到着です。
 浅草寺と、2011年1月7日現在のスカイツリー。
c0135618_11666.jpg 「櫻田」と、スカイツリー(笑)。

c0135618_1161317.jpg 浅草に来たら、「煮込みロード(ホッピーロードとも言うらしいが)」を通り過ぎるわけにはいきません。
 いまのところ、この通りで煮込みが一番おいしいと思っているお店で「にこる」ことに。

c0135618_1161663.jpg このお店の、「韓国風辛牛スジ煮込み」が、とにかく絶品なのです。
 牛スジの煮込みにキムチ、そしてもう少し辛味のあるなにかを入れているようで、ピリッとしますが決して辛過ぎず、お肉はとろとろに柔らかく、「ああ、生きててよかった〜」と思わせてくれる一品。
 「美味い美味い」を連発し、店のおばちゃんにも「ここのが一番美味しいっす」と感動を伝えたところ、いつも仏頂面のおばちゃんが、「そう? ありがと」と笑ってくれました。

c0135618_116196.jpg 「桜橋」を渡ります。
 この日は今年の冬で一番、というくらいの寒さで、鳥さんたちも微動だにせず、じっと固まっています。あまりにも動かないので、最初はオブジェかと思ってしまいました。
 この日は風も強く、翔んでいる鳥たちも、風に頼りなく「飛ばされる」のだということを発見しました。

c0135618_1162785.jpg さて、ここからは鐘ケ淵へと一気に歩くぞーという気分だったのですが、線路沿いに道がない、標識がない、寒い、おしっこに行きたい……の四重苦状態で延々と迷い続け、やっと東武線にあるこんな電車を発見。さっそく乗車。
 というのはウソで、これは東向島駅近くにある展示物です。「東武博物館」というところがあり、「鉄ちゃん」にはたまらない展示物がぎっしり、だと思います(まるで興味なし)。
 ここらあたりから線路に沿った道があり、あと一駅で鐘ケ淵に到着です。

c0135618_1163474.jpg さあ、鐘ケ淵駅前に着きました。お腹もいい感じに空いて来て、ちょっと時間は早いけれども飲んじゃおう〜。でも焼酎ロードってどこかなあと、交番のおまわりさんに聞いてみたのですが……。
「焼酎ロード? そんなところはないよ。ああ、テレビで勝手に言ってるだけでしょう」
というおまわりさんの言葉に愕然。
 せめて、この辺りで居酒屋が並んでいる通りは? という問いに指差してくれた「鐘ケ淵通り」というところを歩いてみたのですが、時間も早いということもありますが、なんだか寂れた感じで、お店もあまりないという印象。
 ちょっとがっかり。秋葉原といい、鐘ケ淵といい、テレビで勝手にイメージを膨らませ、行ってみたらがっかり、という、スキー場で恋に落ち、東京で再会したらキラキラ感がなくてすっかり興ざめ、みたいな感じ(ってどんな感じだ)のウォーキングでございました。

c0135618_116387.jpg せめて「鐘ケ淵」らしい写真を、ということで、全長1.2キロという巨大な「白髭団地」を撮影。
 「防災団地」として有名で、災害時には各ベランダのシャッターが降り、火災の侵入を防ぐことができるのだとか。
 でも、あまりにも大きい団地群で、酔っぱらったときなど、自分の部屋まで無事たどり着けるか、ちょっと不安ではありますがね。

c0135618_1164295.jpg なんだか欲求不満の我々は、ここから電車で北千住に移動。
 東京三大煮込みを食べさせてくれる「大はし」に向かったのですが、あいにく満席(扉を開けたら、見事なまでに黒、黒、黒のスーツ軍団で埋め尽くされておりました)。で、チョイスしたのがこの「千住の永見」というお店です。
 「よっ、ど昭和!」と歓声を上げたくなるくらいな、レトロな、昔風の「飲み屋」といった雰囲気がとてもナイスです。従業員も、昭和中期にイケイケだったであろう女性達(失敬)を揃えています。

c0135618_1164510.jpg 焼酎のお湯割で体を温めながら、この店ご自慢だという「とり軟骨つくね」を賞味。
 こりこりっとして、にんにくが利いて、とてもお酒に合う一品です。上にのっかった半熟玉子もいい感じで、つくねの味を引き立ててくれます。

c0135618_3202279.jpg こちらは、この店の人気ナンバー1だというさつま揚げ、この店では「千寿揚」と呼んでいます。
 野菜がたんまり入って、やわらかくて、油っぽいのにしつこくない、とてもおいしいさつま揚げです。わさび醤油でいただくのも新鮮。うん、これも酒呑み用メニューだな、って感じです。


 ……って、きょうは迷子ウォーキングだったはずだよなと、すっかりいい気分になって、さて新年会の会場へ行くぜと、ほろ酔いの「職業年齢不詳二人組」は日比谷線に乗り込むのでありました。めでたしめでたし。
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# by yochy--1962 | 2011-01-24 03:31 | Tokyo迷子ウォーキング
c0135618_22462474.jpg 午前中でひと仕事を終え、つぎの現場に向かうまでちょっと時間があったため、久しぶりの迷子ウォーキングをしてみることにしました。
 うーん、このあたり、結構坂が多いんだね。いい感じの階段があって、んー、……ってここどこ?
 地図を持たずにただひたすら歩くと、こうなってしまうのはいつものことですが、それにしても、古い団地群がずらーっと並び、人の気配がなく、通り過ぎるバスには運転手すら乗っていない……、ってこれはウソです。
 あとで調べてみたら、ここは「桐ヶ丘」というところ、のようです。各団地には洗濯物が干されてあったりしたので、誰も住んでいない、というわけではないのでしょうが、ホント、誰もこのあたりを歩いていないのですよ。ちょっとしたミステリーゾーンだなあと考えながら歩いていたのですが、まあ、平日の真冬の昼間に、こうしてあてもなくトコトコと歩いているほうがミステリー、なのかもしれませんね(苦笑)。

c0135618_22465168.jpg これは家庭菜園、なのでしょうか。それにしては手入れが行き届いていて、作物も立派に育っています。
 農家の方がやっている菜園だとしたら、一応東京23区内ですし、ぜいたくな土地活用です。

c0135618_22442320.jpg 「赤羽台」という地だけあって、このあたりはちょっとした高台、というよりも「山」です。近くを電車が走っていることに気づき、そちらのほうに行ってみることに。

c0135618_22432272.jpg と、その前に、こんな神社を発見。「赤羽八幡神社」です。
 高台にあるこの神社、なんと、境内の下を「新幹線」が走っているのですよ。東北新幹線の工事の際、当初はこのあたりは地下トンネルで通す予定だったのが、地盤が緩いという理由で、高架にせざるを得ず、こういう形になったのだとか。私は存じ上げなかったのですが、地元では有名のようで、休みには「鉄ちゃん家族」がよく訪れ、海外のメディアでも紹介されたそうです。

c0135618_22431612.jpg 「山」だけあって、坂も豊富。たまたま見つけたのは「うつり坂」。近くに「師団坂」という坂もあり、あとで調べてみたらこのあたり、旧陸軍の被服本廠(軍服とかを作っていた工場、でいいのかな)があった地のようで、その跡地に「赤羽台団地」ができた、とのことです。

c0135618_22431163.jpg 緑道らしき道を歩いていると、こんな不審な子どもたちを発見。どこを指差しているのかなあと思っていたら……。

c0135618_2243660.jpg どうも目の前の団地の、ある一室を指差しているよあなのです(笑)。
 かわいそうに、ずっと立ちっぱなしで腰痛持ちになってしまったのか、腰に貼られたサロンパスが痛々しい(……なわけないか)。

c0135618_224314.jpg 「赤羽自然観察公園」はこちら、という標識があったので、それを頼りに歩いていったのですが……。
 まあ確かに、ある意味リアルな「冬の自然」でした。まあ、もっといい季節に行ったらいろいろな発見もあったのでしょうが、私、いつもこんな感じでして、まったく花のないときに「菖蒲園」に行ったり、もありました。
 私の人生を象徴しているかのようで、さっさと退散。

c0135618_22425666.jpg 味の素の競技場やら、なんやらスポーツ施設がたくさんあるエリアを通過。「西が丘」という地のようです。トイレに行きたいし、ちょっと休憩したいし、そわそわし始めた午後二時……。

c0135618_22425230.jpg 姥ヶ橋延命地蔵です。
 ここは、かつてこの地に流れていた「稲付川」に架かっていた橋があったそうで、昔、誤って子どもを溺れ死なせてしまった乳母が、この橋から身を投げたという伝説があり、この話を哀れんだ村人が、供養のために地蔵を建てたといわれていますが、銘文には橋の安全を願って作られた、とあるようです。
 ちなみに川は環七が通った際に暗渠になり、橋も姿を消したのですが、この地蔵には参拝者がいまでも絶えることがなく、ちょうどいい感じで参拝しているおぢさんにモデルになっていただきました(無許可ですが)。

c0135618_22424727.jpg やっと商店街に着きました。「十条商店街」です。コーヒーショップでやっと休憩。不覚にもここで20分ほど意識をなくしました(笑)。

c0135618_22424299.jpg 十条駅にはこんなオプジェ(?)が。
 1980年に「十条駅開業70周年」を記念して建てられたスポーク動輪だとのこと。別に私「鉄ちゃん」でもないので、撮影だけして通過。

c0135618_22423627.jpg 王子、ついに王子駅に降臨!(別に感慨もなく)

c0135618_22422997.jpg 大正時代を思わせる(ってそんな時代を生きて来たわけじゃないですけど)レトロな雰囲気が素敵な「音無橋」。
 それもそのはず、この橋は昭和5年に作られたのだとか。さすがに照明は昭和5年、ってことはないと思いますが、ドラマのロケにもよく使われているのが納得、トレンチコートなど着てメロドラマ(ってもう死語?)の主人公になった気分になれること、確実です。まあ、ひとりじゃメロドラマもできそうもありませんが。

c0135618_22422413.jpg その下を流れるのが音無川。いわゆる石神井川なのですが、このあたりは音無川というのだそうです。
 ちょっとした渓谷になっていて、江戸時代から風光明媚な場所として多くの観光客で賑わっていたのだそうです。確かタモリ倶楽部あたりでも紹介していたような……。
 ここはもう一度、じっくり探索してみる必要がありそうです。次は桜の時期にでも。

c0135618_22421863.jpg 入る勇気はありませんでした。うるさいオッチャンがいそうで(笑)。

c0135618_22421284.jpg このまま荒川線沿いを早稲田方面に歩いていくことを決意。しかし滝野川あたりで線路沿いの道がなくなり、迷いに迷って……。

c0135618_2242857.jpg ああどうしよう、日本橋まであと8キロもある……。
 って目的地は日本橋ではないのですがね。
 ここでウォーキングは終わり。あとで地図で調べてみたら、今回のウォーキングは、くるくるくると行ったり来たりで、時間はかかったものの、たいした距離を進んではいなかったようですね。まあ、これも迷子ウォーキングの醍醐味ってことで。
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# by yochy--1962 | 2011-01-22 01:21 | Tokyo迷子ウォーキング
c0135618_2119248.jpg これは文京シビックセンター、すなわち、王子in後楽園駅あるいは春日駅近辺、でございます。このあたりは昔勤めていた会社があり、何度も行き来しているはずのエリアなのですが、じっくり、隅々と歩いたことってなかったなあと気が付き(灯台下暗しと言いますが、そんなものですねえ。東京の人が東京タワーには行ったことがない、みたいな)、じゃあ、ちょっくら探索してみることにしたのでした。

c0135618_21193631.jpg 以前のこのあたりの景色と圧倒的に違うのが、この「スカイツリーが見える」春日通りの風景でしょう。いずれ、六本木から東京タワーを望む景色のような名所になること、間違いなしの絶景です。

c0135618_21193074.jpg 本郷三丁目に着いたらぜひ行こうと心に決めていたのがここ、大衆酒場の雄「加賀屋」です。
 加賀屋はご存知の通り、煮込みその他、安価でおいしいおつまみと、昭和の雰囲気プンプンの店内がうれしい居酒屋ですが、ここ本郷三丁目店は、たっぷりご飯&おかずのランチサービスで、近辺のサラリーマンや学生さんをノックアウトしている店としても有名です。
 私はかわいくさば塩定食をオーダーしましたが(それでもボリュームたっぷり)、ここでしょうが焼き定食大盛りなんてオーダーしたら、午後はもれなくデスクの上で、仰向けになって二時間は動けなくなること必至です。お気をつけあそばせ。

c0135618_21193992.jpg 本郷という地も、実は坂道のメッカでして、ゆるやかな傾斜があるなあと思いながら歩いていると、必ず「◯◯坂」という看板があり、その坂名の由来などをこと細かくお知らせしてくれます。さすが文京区。世田谷区はそんなこと、してくれません(笑)。
 ここは、「菊坂」からちょっとそれたところにある「宮沢賢治旧居跡」。賢治が25歳の頃にこのあたりで下宿をし、ガリ版の校正などの仕事をしながら布教活動、執筆活動をしていたとのことです。
 よくよく調べてみると、賢治が働いた「文信社」という会社の跡(現在は眼鏡屋)などもあるらしいです。今度また、訪れてみようと思います。

c0135618_21194133.jpg ここは「金魚坂」というのだそうです。
 坂の途中に金魚屋さんがあるところから付けられた名前のようですが、坂を上り切ったところに同じ名前の喫茶店があり、もしかしたらその店が勝手につけている坂名なのかもしれません。
 まあ、最初はそんなものかもしれませんけどね。

c0135618_21194319.jpgc0135618_21194618.jpg 菊坂から本郷通りに出たところ、右側を「見送り坂」(写真では左)、左側を「見返り坂」(写真では右。まぎらわしくてごめんね)と言うのだそうです。
 江戸の昔、このあたりには小川が流れ、橋が架けられていたのだそうです。なんらかの理由で江戸を追放された者が、江戸を離れる際に、その姿を見送る場所(本郷三丁目駅側)が「見送り坂」、親類縁者の姿を何度も振り返りながら去っていく場所(東大側)が「見返り坂」となったのだとか。
 いつも何気なく通る場所にも、その昔さまざまなドラマがあったのかもしれないなあと思いながら歩くと、ぼーっとしながら歩くなんてこと、できなくなるでしょ?

c0135618_21194910.jpg 私の出身大学を通り過ぎて……(笑)。

c0135618_21195252.jpg 私が小学校時代の修学旅行の際に泊まった旅館があったことに気がつき、探してみたのですが見つからず(廃業しちゃったのか、とんちんかんなところを彷徨っていたのか)、代わりにこんなレトロなポストさんを発見。
 あるお寺の中にあったのですが、いまでも使われているのかなあ。

c0135618_21195576.jpg さらに彷徨っていたら、こんな木造三階建てのアパートらしき建物が目に入ってきました。
 洗濯物が干されていたところを見ると、いまでも現役のようですが……これって消防法違反、だったりしないのかなあ。まあいいか。

c0135618_21195853.jpg 言問(こととい)通りに突入しました。
 ここもゆるやかな傾斜になっており、あとで調べてみたら「弥生坂」という坂なのだそうです。
 しかし私は「言問といったら団子。うまそうな団子屋さん、あるかなあ」とそっちのほうに興味津々です。

c0135618_2120172.jpg しかし団子屋さんは見つからず、こんな看板に魅せられて(笑)、谷中方面に方向転換。谷中といったら、「生姜」だもんねー。けっけっけ。
 しかし行けども行けども「おぢさん」の姿は見えず(よくよく看板見たら日暮里のほう、なんて書いてありましたね)、谷中といったら「墓地」ということも思い出し、あわてて引き返すことに。

c0135618_2120357.jpg ここは江戸時代から続いている酒屋「吉田屋」さんです。
 というのはウソで、……いやウソということではなくて、吉田屋さんという酒屋さんの建物が、現在は下町風俗資料館の「付設展示場」となっているのでした。

c0135618_2120659.jpgc0135618_2120983.jpg 中にはこんな、懐かしい〜というより、映画のセットのような昔作りの建物、時計、坂瓶が所狭しと並べてあって、ちょっと昔にタイムスリップしたような気分にさせてくれます。
 熱心に一品一品を眺めている方々も、ちょっとタイムスリップしたような感じの方々でした(失敬)。

c0135618_2342593.jpg 上野辺りに突入し、もうこれ以上東に行くことはやめようと、上野駅方面に向かって歩いたところに見つけたのがここ、「国際子ども図書館」でした。
 現在「絵本の黄金時代展」開催中。海外の、1900年代前半の絵本を大量展示しておりました。イラストを職業とする方にとってはとても参考になるんじゃないかなあ、オレにはちょっと……、って感じかな。
 しかしこの、ゴージャスな建物、内装を楽しむだけでも覗いてみる価値はあるかもしれません。入場料はタダ。利用しない手はありません。
 ああ、あとで調べてみたら、この図書館の場所、以前は国会図書館の分室だったそうで、宮沢賢治が本郷の下宿先からよく通った図書館だったのだとか。
 本日のウォーキングルートと、少しはかぶったのかもしれんなあと、ちょっとうれしくなりました。さて、私の頭にファンタジーは生まれたでしょうか(笑)。

c0135618_2351512.jpg 相変わらずいろいろな人種の方々で賑わう上野公園を通過して……(この日はインドフェスティバルが開催されていました)。

c0135618_23522372.jpg 最後は西郷さんの写真を撮って、この日のウォーキングは終わりです。そういえば、こんな間近で西郷像を見るのは初めてだったなあ。

 よく見ると西郷さん、なんだか泣いているようにも見えますね。
 ……実は先月、大切な友人が突然この世を去りまして、その友人から来た最後のメールが「ところでダイハツのコマーシャルに出てない?」というものでした。
 えっ、いったいどういうこと? と返事をしたところ、香取慎吾が出ている車のコマーシャルで、くすぐられた銅像の西郷さんが一瞬身をよじらせて笑うのですが、その顔に私がそっくりだと言うのでした。
 アンパンマン、せんとくん、トニートニーチョッパーと、昨今人間でないものばかりに似ていると言われ続けていたものですから、「銅像とはいえ、久しぶりに人間に似ていると言われたので許します」と返事をしたのですが、それが最後の、彼への私のメールとなってしまいました。
 西郷さんの涙は、私の涙でもあるのかもしれませんね。
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# by yochy--1962 | 2010-10-14 00:09 | Tokyo迷子ウォーキング